gnav

  • facebook

明日への一歩

2011年6月24日金曜日

敏腕経営者現る!新市民病院に魂が吹き込まれようと

今日は「新病院等整備特別委員会」が開かれました。
私は今任期から、この特別委員会を志願し担うことになっています。
今年の4月から、病院事業が公営会計の全部適用化に伴い新事業管理者が任命されています。
これまでも、特別委員会でこの新病院のあり方については協議が重ねられてきましたが、今回、新事業管理者が、責任を持って事業を担うために計画を変更したい旨の考えが示されました。
計画変更に当たっての視点として3点
1. 急性期病院(発症間もない患者に、一定期間集中的な治療をするための病院)として医療機能を高め、地域医療に貢献する。
2. 限りある医療資源を有効に活用しながら、独自性を発揮する。
3. 地域の医療機関や福祉施設等との連携と機能分担をより強化する。
です。
要は、医師不足と病院事業の厳しい環境下にあって、経営の合理化を図り、資源の選択と集中をより鮮明に行うものといったところです。
主な計画変更点は
1. がん医療の目玉、緩和ケア病棟の建設は取りやめて、地域緩和ケアの推進に徹する。
2. 看護体制を強化し、7対1を目指す。
3. 健康管理機能部門として「人間ドック」を止める。
4. リハビリテーションは入院患者を中心として、外来患者については、地域の医療機関に紹介する。実施体制については身の丈に併せ縮小する。
5. 今後、歯科口腔外科については、口腔ケアを中心とする方向を検討している。
といったものです。
私は、緩和ケアに必要な病床数の算出根拠を改めて問いただし、現在高松市域で必要と見込まれている36床と需要増にギャップがあることを指摘しました。そして、地域病院との連携をするための工程・アクションプランを明確に示す必要性を訴えました。更に看護体制の強化は、診療単価の引き上げになり経営上は有利であるが、市民が料金値上げを受け入れることができるのかが重要であること、そしてその為の周知と理念の共有への取り組みを行うことを指摘しました。
しかし、今日は何故か同志会の傍聴が多かったのに驚きました。
何かプレッシャーを掛けようとしているのでしょうか?
今日の特別委員会を経て、
新事業管理者の経験に裏打ちされた強い理念・的確な目標設定に感心し、大いに期待を寄せられることを感じました。
新事業管理者に負けず、それ以上に、調査し、市民の意見を聴き
市民にとっての新病院になるよう働かねばと決意をしました。

2 件のコメント:

  1. 新病院については非常に関心を持っておりますので、ここで現状を知ることができるのはとてもありがたいです。逆風が吹くこともあるかと思いますが頑張ってください。

    返信削除
  2. spockさん
    ありがとうございます。
    本文に書きましたが、新事業管理者には
    好感を持っています。(経営コンサルの目)
    でも、市民の目にはどう映るのか?
    「市民病院には高度な医療を期待していない」
    との一部の声?にとっては
    本当に継続でき、市民の為になる病院になれるよう皆様の声を ぶつけたいと思います。

    返信削除