がんに伴う痛みや悩み、患者本人や家族が直面するさまざまな問題を解決する医療サービス「緩和ケア」。
欧米では、ホスピスなどの施設や運用プログラムの整備が進んでいるが、日本ではこの緩和ケアを受けている人ががん患者の1割にも満たない状況でした。
国は安心してガン患者が緩和ケアサービスを受けられるように「緩和ケア普及のための地域プロジェクト(OPTIM)を計画し、長崎市は全国で4つの地域の一つとして3年間モデル事業を実施してきました。
20年4月に医師会に委託をし「長崎がん相談支援センター」を設置し
①医療従事者への教育
②市民への啓発
③地域医療連携の促進
④専門緩和ケアの利便性向上
の四つを柱に活動をしてこられました。
この活動を通じて、在宅スタッフと病院スタッフの医療従事者双方が、互いの仕事を理解するようになり「顔の見える連携」が進むなど、多職種連携が深まったそうです。
モデル事業を通じて得られた成果を、継続的発展的に行うために
「まちんなかラウンジ」を設置し、そこに行けば医療、介護、福祉など色々な相談ができて、支援につなげられる窓口。ワンストップで相談ができる場所とする事業に発展させた。
長崎市中心部で利便性の高い場所に(まちんなか)開設し
開設時間は、平日9時~17時、土曜は9時~12時、日祭日は閉館。
これまでと同様、医師会に委託し
職員7名(管理者1名、看護師3名、社会福祉士1名、事務職2名)
今後は保健師も増やしたいとのこと。
平成23年6月から24年3月までの利用実績は
医療に関する相談 延べ282人
介護・福祉に関する相談 延べ153人の 合計435人
全国的に見ても新たな取り組みでもあり、地域包括ケアの要としたいとの想いが詰まっていました。
先ずは現在のラウンジの充実(利用の増加や24時間対応(電話相談を含めて))
そして、既存のシステムをカバーする、相談・連携を図る場所を提供。
このセンター中心に医師会など各種団体と、行政側の各課が一緒に課題解決の会議を重ねており、
将来的には地域包括支援センターとの連携も考慮して、面的な拡大を図って行きたいとされていました。
このセンター中心に医師会など各種団体と、行政側の各課が一緒に課題解決の会議を重ねており、
将来的には地域包括支援センターとの連携も考慮して、面的な拡大を図って行きたいとされていました。
高松市の地域医療連携、在宅医療・介護を支える 仕組みづくりを
どう構築するのか、春田の課題です!
そして一貫して主張している「そこに行けば医療、介護、福祉など色々な相談ができて、支援につなげられる窓口。ワンストップで相談ができる場所」づくりを粘り強く推し進めて参ります。
今回の会派視察の本命でした。
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