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明日への一歩

2015年7月11日土曜日

どう変わった?どう変わる?高松市議会

3期目を迎え、最初の議会が本日閉会しました。

新しいメンバー構成で臨んだ高松市議会を振り返って、感じたこと伝えたいことを記します。

先ず、良く変わったと感じたことは

①議案についての質疑が行われた

議会はこれまで先輩方が作り上げてきた歴史と経験の中から、より良い運営となるようルールを定めそれに則って運営がされています。

高松市議会では、市長から提出された議案の説明を受けた後、会派(3名以上所属会派)による代表質問により議案を含む市政全般の質問が行われます。その後代表質問の機会を得られない会派や無所属の議員から議案に対する質疑が行うことができるようなっていますしかし、これまであまり代表質問で議案を質す内容はされることがなく、他からも質疑がなされることがほとんど無かったのですが、今回は2件の質疑が行われました。これはとても良いことだと思います。その後、一般質問として議案を除いた市政についての質問が行われ、4つの常任委員会各々に付託された議案の審議を行い、本会議でその審議の内容結果の報告が行われ、最終議決を行うのです。勿論常任委員会での議案に対する審議は行われますが、論点を整理するためにも代表質問や質疑で議案の質疑が行われることは良いことだと思います。

②新人議員の視点が加わった

恒例のことのようですが、改選が行われた最初の6月議会では新人議員が一般質問をするようになっているのですが、新しい視点で市政に対する質問が行われ、とても新鮮でした。勿論長年議員をしていても、常に市民の声を聴き市民の目線で市政をチェックしなければなりませんが新鮮な声が議会に届けられ緊張感を持った議会となりました。

③耳の不自由な方の議会傍聴に対し、事前申し込みで手話通訳が開始された。

 しかし、少し不満な点(変わって欲しい点)もありました。


議員の権利として、議会で一般質問の機会が設けられているので、何を質問してもいいのですが、同僚議員や市長をはじめとした市職員の貴重な時間を費やす、限られた機会なのですから事前の調査はしっかり行ってしかるべきだと思います。何のために質問をするのかが重要です。よく「○△の現状は、推移はどうなっているのか?」との質問があるのですが、それは常日頃から担当課に聞けば分かります。また、「×○の課題にはどう取り組むのか?」も一見良さそうな質問に聞こえますが、これも、常日頃、聞けば分かります。資料を紐解けば分かります。

 私は、質問は市政の課題を明確にし、今行政が行っている対処方法や今後の行おうとしている方針に対し、自分の考え(市民の声)と違うギャップがあり、もっとこうあるべきだ!とか、こんな代替案がある、他の自治体でこのような好事例があると提案する為に、改善を図るために、貴重な時間を費やすべきだと思っています。今は、高松市議会のホームページで過去の議会質問の内容が全て検索し、見ることができるのですから、自分が気にかけたテーマに対して過去に議会でその課題が扱われたのか、そしてどのような答弁がされたかはすぐに分かります。当局に「聞く」のではなく「質(ただ)す」ために一般質問が行われて欲しいです私はそう心がけています。

残念ながらこの事は、新人さんだけではなく、古い人でも私の考えと違う方も居ます。

新しい体制でのスタートです、これからより良い議会でありたいです。

 

更に変わって欲しい内容が2つ

①国政や県政の範疇のことで、イデオロギーなどを持ち込み、パフォーマンスをすること

住民に一番身近な基礎自治体ですので、暮らしの全てが含まれますから、一概には言えませんが、市長に質しても仕方のない、市政で意思決定権のないことを持ち込まないで欲しい。

②議論を尽くす議会

当然のことながら、違う意見・考え方がありますが、市民から付託を受けた議員として信念をもって市民の為の議論を尽くせば、本来合意点は見えてくると思います。何か理由があるのか?見解の違いが埋まらないことがあります。はなから埋めようと思っていないのか?理解力が無いのか?

私を含めもっと真摯に議論に向き合いたいです。

これから、議会改革が議会運営委員会で議論が重ねられます。

KSB放送でも、「質問回数に制限されている議会」として放送されたようですが、今後一問一答方式の導入をはじめ、市民に開かれた議会となるよう議論を尽くして行きたいと思います!

でも、KSBさん もっと公平に・きちんと取材して報道しませんか!!放送内容に異議があります!

最後に、今回の議会で私の17回目の一般質問をさせていただきました。日ごろの対話や市民相談から取り上げ、8の満足度(提案を採用された)質問となりました。個人の議員活動もしっかり頑張ります

2015年7月3日金曜日

市民の声を届けます!高松市議会一般質問

今回の一般質問は、4月に三選を果たし最初の質問でありますので、選挙時に頂いた市民相談・要望を柱に、そしてこれまで繰り返して訴え続けてきた、市政にとって重要度が高いと考えている課題について準備をしました。

 

質問項目は以下の通り

 

1 コミュニティ・協働都市づくり


(1) コミュニティプラン改定支援の取り組みへの考え


(2) 市民との協働における契約を浸透させる考え


(3) 防犯灯の管理を地域コミュニティに移行する考え


 

市民主体のまちづくりとして重要な役割を担う地域コミュニティ協議会ですが、現場ではこれまでの行政の縦割り組織に添った各種団体や、地域の見守りなど新たな役割が増大し、負担増で悲鳴の声が聞こえてきます。そんな中、地域のこれからの街づくりの方向性を示す、コミュニティプランを見直すことで様々な取組みを整理し、予算の使途を決めることができます。でも地域の方だけでは、しがらみが整理できず、また福祉分野が多岐にわたっていることから、外部人材がコーディネーターとしてお手伝いをする制度を作るよう訴えました。これで4回目の提案です。

重要な担い手となるもう一方の、NPOなどの市民団体との協働ですが、委託契約などで、単価が低い契約や間接費などが設けられていないことから、受託される方が疲弊しているとの声を受け、改善のために2回目の質問となります。

そして、防犯灯設置は「自治会加入していないと設置してもらえない」との多くの市民からの要望を受け、管理を自治会からコミュニティに移行するように提案します。

 

2 介護保険制度の改正に伴う新しい総合事業について


(1) 人材育成の取り組み


(2) 軽度生活援助事業の見直しの考え


 

介護保険制度の改正により平成29年4月までに、要支援の方の訪問介護と通所介護が、市の事業となります。元気な高齢者も一緒に地域で支え合いながら介護予防を行うための取組みを質します。

 

 

3 たかまつ障がい者プランへの取り組みについて


(1) 親亡き後の住まいの場に対する考え


(2) 障害者優先調達の役務の提供拡大と公表方法の更なる取り組みへの考え


 

いつもお声をお聞きしている、障がい者施設で働く方やご家族からの切実な声を受けとめ、親亡き後の住まいの場、優先的に障がい者に仕事を発注する取組みを訴えます。

 

4 地域経済分析システム(RESA)を活用し、幅広い層の関係者の声を集めた産業振興・観光振興策を策定する取り組みについて


 

私のライフワーク、産業振興!データーを基にどんな分野に資本を投入して産業振興を行うのか、そのために必要な取組みを提案します。

 

5 広域学校部活動への取り組みについて


 

鶴尾校区など、少人数学校を抱える地域の方から、益々少子化が進む中で地域を守るためにも、子ども達や保護者に希望を持っていただくために、今できる対策、部活動の広域化への取組みを提案します。

 

6 水道資料館利活用の考え方と今後のスケジュール


 

地元にある文化財、御殿浄水場にある水道資料館を広く市民に活用していただけるような取組みを提案します。

 

一生懸命、叫び抜いて参ります!

この様子は、高松市のホームページでインターネットでライブ中継、1週間ほどのからは録画放送で見ることが出来ます。