今日は午後から
地域活動(コミュニティ)をしている党員さん(種、園芸品、農業資材販売業)
を訪ね、高松市の農業の未来を考える上で
基本的なことから教えてもらい行きました。
日本がとってきた農業政策は
難しい(ややこしい)設計で、補助金のありようとか
複雑な機構です。(誰のためなの?????)
少し経営的に計算をしてみました。
主食である米作では
1反(段)あたり(約991㎡)の収穫量は、約8俵(480kg)
米価(1俵=60kg)は昭和60年の18,668円を境に安くなってきて
平成10年では15,800円に、その後もどんどん下がっています。
農協の取り分(4割)とかを考えずに
シンプルに一般消費の末端価格から 10kg=3,500円とすると
168,000円の売上高
原価としての
肥料代 12,000円
農薬代 6,000円
燃料代 4,200円
水代 3,000円
小計 25,200円
その他に 農機具の代金がかかります。
税務署では 63,000円/1反 で所得を計算していたそうです。
確かにこれでは生活できません。
色んな話しを聞かせていただき
「国からの補助金をもらって、大規模な集団営農をしてきた所で
存続しているところは無い。あれば視察に行きたい」
との話しには、補助金行政の失敗(これは農業だけではない)
を本当に見直す必要を感じました。
本年度から食品自給率向上を目指す新たな事業として「農商工連携事業」が施行されます。
でも、どうもおかしな方向に行っているように感じます。
域内消費をベースに考えない
ブランド商品開発を励行する
ぱっと花のある 内容で
本末転倒しているように、感じています。
これから
ちょっと、じっくりと研究をしてまいります。
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