地域の見守り体制を強化することが強く求められています。
高松市でも1ヶ所の地域包括支援センター、7ヶ所のサブステーションと3ヶ所のサテライトを設け
総合相談支援、介護予防、権利擁護など包括的にサポートできる体制を整備しています。
しかし、まだまだ認知も進んでいないし(私の提言で愛称を あんしんサポート とした)
地域の相談を何でも聞いていこうという体制が整っているとは言えない状況です。
そこで、この地域包括支援センターの取り組みで目を見張る活動をされている富士宮市を視察しました。
この富士宮市の最大の特徴は
通常、高齢者だけ総合窓口として地域包括支援センターを設けている所を
障害者(身体、精神、知的の3障害)の支援も一緒に行っているところです。それも市の独自財源で!
要は、本当に地域の見守りを全て行う姿勢を示していることです。
それを支えるための特徴は
・総合相談窓口の充実させるために、ケアプラン作成に追われ相談業務ができないことを解消
・生活圏域(中学校区)では相談の受け付け窓口だけを実施
・問題の解決すべてを担っているのではなく、調整機能(関係機関に適切につなぐ)により問題解決する
・各担当課から人を集めるのではなく、組織再編をして福祉総合相談課を設けている。課長が一人なので調整が容易。
・生活圏域では個別の課題発見能力が重要とし。そのためには地域社会福祉協議会の活動を大切にしている。
・今後は児童相談との統合も準備している。地域で困ったことがあれば、全てここに相談に行けばいいとしていく。
説明をして頂いた職員さんが、社会福祉協議会から市役所職員に引き抜かれて来ただけあって
地域福祉について、しっかりとした見解を持ち、信念をもって事業に向き合っていました。
だからこそ、「国がどうの、組織がどうの」との出来ない理由を並べるのではなく
どうすれば、地域の見守り体制が整備できるのかを考え理想を追い求めていました。
優れた取り組みをしている所には必ず、素晴らしい人材がいるのです!
2011年11月11日金曜日
豊橋市、こども未来館「ここにこ」を視察
高松市も現在の文化センターを「こども未来館」として建て替える
計画が進んでいます。
そこで、優れた取り組みで年間60万人を集客している、こども未来館
のある豊橋市を視察いたしました。
市民病院の引っ越し跡地に建設されたもので
広い芝生広場とエントランスが出迎えてくれました。
「ここにこ」の特徴は、「ささえる」、「ためす」、「ふれあう」、「あらわす」との4つのキーワードを重視していること。
「ささえる」は子育てプラザなど、乳幼児と保護者が対象の空間。子育てに関する相談や情報提供を行うところです。
「ふれあう」は集いプラザ。直営10名の職員と、指定管理者、そして民間ボランティアで楽しいイベントを企画。
この企画力が、年間60万人の来客につながっているようです。
お聞きした取り組みの中で注目したものを列挙します。
・なまえシールを貼り、こどもをなまえなまえで呼ぶ
・職員がみずからおもちゃを作っている。
・大学(幼児教育学科と連携)、高校生ボランティア
・保育園(民間)と連携
・地域の子育てボランティアを指導助言する機能を備える
・遊びの中の仕事体験(小学生)、まるでキッザニア
・FMラジオやTVスタジオを整備など民間の力を活用した仕事体験。
・教育委員会と連携し、小学校3年生が平日人が集う
・商店街とも連携(事業実行委員会)
などなど。
エントランスの花壇ひとつに、館長の心配りが行き渡っていました。
やっぱり、人が鍵であった と感心をいたしました。
2011年11月1日火曜日
高松市の手話奉仕派遣事業
9月25日に、高松障害者協会の臨時総会で
お聞きした相談について
手話奉仕派遣事業の現状について調査をしています。
高松市議会、議会事務局の調査係には
いつも色々な調査をお願いしており
本当に助かっています。
中核市40市と+徳島市について
①年間派遣回数、費用
②派遣費用の自己負担の有無
③市外への派遣が可能か
④外出時に限定しているか
⑤土日・夜間の対応
について、調査結果が届きました。
ちなみに高松市の状況は
①1001回、4,169,000円
②交通費、入場料は負担有
③基本市内のみ(市長が認める場合特例)
④外出時に限定(状況により可能)
⑤受付は対応不可、あらかじめ申請をしていれば派遣は可能
です。
中核市との比較の状況は
①1000回を越えているのが12市、比較的多い方
②負担なしが28市、有が14市
③市外も可が24市、市長が認めれば可が14市、だめが4市
④外出時に限定しないが34市、限定ありが8市
⑤対応可が28市、事前申込みで可が14市
という状況でした。
これらの結果を元に、障がい福祉課と調整をして参りたいと思います。
お聞きした相談について
手話奉仕派遣事業の現状について調査をしています。
高松市議会、議会事務局の調査係には
いつも色々な調査をお願いしており
本当に助かっています。
中核市40市と+徳島市について
①年間派遣回数、費用
②派遣費用の自己負担の有無
③市外への派遣が可能か
④外出時に限定しているか
⑤土日・夜間の対応
について、調査結果が届きました。
ちなみに高松市の状況は
①1001回、4,169,000円
②交通費、入場料は負担有
③基本市内のみ(市長が認める場合特例)
④外出時に限定(状況により可能)
⑤受付は対応不可、あらかじめ申請をしていれば派遣は可能
です。
中核市との比較の状況は
①1000回を越えているのが12市、比較的多い方
②負担なしが28市、有が14市
③市外も可が24市、市長が認めれば可が14市、だめが4市
④外出時に限定しないが34市、限定ありが8市
⑤対応可が28市、事前申込みで可が14市
という状況でした。
これらの結果を元に、障がい福祉課と調整をして参りたいと思います。
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