東大病院 放射線科准教授であり緩和ケア診療部長である
中川恵一さんが書かれた本
「がんのひみつ」と
ひらがなで書かれたタイトルの通り、分かりやすく
を手にし、一気に読みました。
1.日本人の2人に1人が、がんになる。
2.日本人の3人に1人が、ガンで死ぬ。
と69の項目でがんについて
「ひみつ」にされてしまった「がんの本当」が書かれています。
ガンと聞けば、手術(切って取り除く) とすり込まれているのは
間違いで、放射線治療での治癒率は 手術とほぼ同じ治癒率であるそうです。
なのに、日本では放射線治療の専門医も圧倒的に不足しているし
その設備も整備されていない!
「ガンの半分は放射線治療」という世界の常識から
日本はかけ離れているようです。
69の項目の中で、目を引いたのは
41.インターネットは、要注意 です。
インターネットで「**ガン」と検索すると
ページの上位には、免疫療法やサプリメントを薦めるページが上位にでてくるとのこと
中川氏は
癌研有明病院「がん・医療サポートに関するご相談」
のサイトを、がんになって最初に読む入門篇として最良と
薦めていました。
また、国立がんセンター
は、スタンダードだとか。
中川氏の、明日の医療に対する危惧と情熱
生きること、死ぬことに対する 思いやりが
しみる本でした。
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